かっこよくて可愛い!女性消防士が活躍している動画
小田原市消防本部で活躍する女性消防士が実際にテレビで取り上げられていた動画になります。
このように一見普通の女性でも、現場で活躍していることがわかります。
私自身、23〜30歳までの期間消防職員をしておりましたが、同期は8名でうち2名が女性でした。
(そして退職したのはおそらく私だけσ(^_^;))
そこで今回は最近増えつつある女性消防士についてご紹介します。
女性消防士の採用条件
- 身長:155cm以上
- 体重:45kg以上
- 胸囲:身長の大体2分の1以上
- 視力:矯正を含み、両眼で0.7以上、一眼で0.3以上、赤・青・黄の色彩が区別できること
- 聴力:左右ともに正常
- 肺活量:2,500cc以上
以上は東京消防庁の女性消防士に対しての身体基準になります。
まあ上記は概ねの基準ですので、身長が足りてなかったりした方もいましたが、採用されてました。
要は最低限健康な身体があれば、特に問題ないと思います。
あとの採用に関しては男性と差は特にありません。
女性消防士でも特に業務内容は男性と全く変わらず
消防の業務内容に関しては、このブログでも紹介しておりますが、そちらを参考にしていただければと思います。
女性といっても、普通に消火活動や救急活動など災害現場での勤務をします。
基本的にこのあたりに関しては、男性だから女性だからという区別はありません。
消防は基本、男性社会
しかし、これまでの歴史から消防業務は男性の割合が多かったことは事実です。
そのため、これまでの伝統や
女性職員がいる方が華やかな職場になった
私自身、消防職員時代、女性職員とも同じ24時間勤務だったことがあります。
基本的に男ばかりの職場でしたので、男だけの時は下ネタなどが多かったのですが、女性がいる時はそのような話にもなりにくかったです。
40、50代以上の職員は逆に女性が職場にいることがほとんどなかったので、結構気を使ったみたいです。
個人的な感想ですが、また男だらけだと、自然と堅苦しくなるような雰囲気でも女性が一人いるだけで雰囲気は少し柔らかくなったように感じました。
その時の勤務メンバーによっては、ギスギスすることもあったので、正直女性が一人いるだけでもすごくよかったように感じます。
結婚や妊娠を期に火災など現場業務から離れやすくなる
女性という特徴からゆくは結婚し、出産をする場合があります。
しかし、火災現場などは正直とても体によい職場環境とは言えません。
その辺りは当然、翌年の人事を決定する人事係も考慮していたように感じます。
結婚をした女性職員などは、現場業務ではなく、『予防係』や『庶務係』といった『日勤』に配属されることが多かったです。
女性消防職員の髪型は?
基本的に
- 短め
- 黒髪
の職員が多かったです。
中には少し茶髪に染めている職員もおりました。
基本的に『公務員』という立場になりますので、市民からどう見られるかということが重要になるでしょう。
さすがに金髪に染めるとは無理です。
女性消防士の割合は?
東京消防庁では、消防職員約18000人に対し、女性職員は1180人います。
割合は6.2%になります。
ちなみに私の場合は8名のうち2名が女性でした。
職業柄どうしても男性が集まりやすい職場ではありますので、まだまだ男性が大半を占めていることには変わりありません。
しかし、この10年ほどで、女性専用のトイレや仮眠室ができる消防署も本当に増えました。
そのため女性が働きやすい環境は整ってきております。
【余談】激しい消防学校の訓練!男が倒れる中、女性は誰も倒れなかった
消防士の初任研修は半年間、消防学校で行われます。
炎天下の中、激しい訓練が行われます。
消防学校には約80名の同期がおり、女性も8名弱いました。
ある時、非常に炎天下の中、非常に厳しい訓練があったのですが、多くの男性が熱中症で倒れる中、女性は誰も熱中症になることなく訓練を行なっておりました。
確かにホルモンの関係で筋力的には男性に敵わない部分もありますが、正直痛みや辛い状況の中、耐える耐性は女性の方が強いと感じました。
九州で初めての女性レスキュー隊員が誕生!
消防隊員・救急隊員として活躍する場面は増えましたが、救助隊に配属される女性職員は非常に少ないです。
救助係の方が資機材などの取り扱いが複雑かつ非常に重いものが多いです。
その中、活躍する女性職員もこれから増え続けることでしょう。